自由について考える
自由と聞くと、どんなイメージが湧いてくるでしょうか。
「好きなことを、いつでも・どこでも・いつまでも・思うままに・何でも出来ること。」
言葉にすると、こんな感じでしょうか。
自由にしていいよ。と言われると、開放感が生まれ何をしようかワクワクします。
小学校の時、自習と言われるとワクワクしたことを思い出します。
自習なので、自分で勉強しなくてはならないのですが、何して遊ぼうか友達を話し合って楽しく過ごしました。
長いこと、自由ってそういうものだと思っていましたが、
支援のことである方に相談をしていた時に、こんなことを言われました。
「社会には、選択する自由しかありません。」と。
自分の行動を出来るだけ客観的に思い返してみてると、
メリット・デメリットを天秤にかけ、その上でどちらの行動をとるか無意識に選択していることに気付きました。
それまで勉強してきたことや、行っている支援の意味や理由がはっきりしたことで、支援の質も上がりましたし、
保護者に対しても、より明確に具体的に支援が必要な理由を伝えることが出来るようになりました。
定型発達の場合、大人になるにつれて自然と学習していくことなのだと思いますが、
ASDの子たちは、社会参加をする上でこの部分は意識して日常的に支援しなくてはいけない点です。