クレーム対応について考える。

先日、Xでリポストさせてもらった放デイでセクハラがあった話。
ポストを見ていると、送迎時にスタッフが体を触ったようです。
重度の方のようなので、移乗のために必要な行動だったのかもしれませんが、同性介護は基本です。
新しく入った人が出来るようになるためには、実際の現場での経験も必要ですが、
介護の基礎基本を知らず、不必要な接触をしてしまっているのを放置しているのはダメです。
送迎を担当している年配の方を見ることが多くなりましたが、運転が危険な方も一定数見かけます。
送迎の負担が大きいのもわかりますが、安全が最優先されるべきでしょう。

施設側の言い分もあるでしょうが、ハラスメントは受けた人・見ていた人がハラスメントと感じるかどうかです。
見ていた保護者が不快に思い、やめてほしいと訴えている以上、セクハラであり立派な虐待なので、
すぐに児相や警察、役所が動くべきだと考えます。

少し話が逸れましたが、
どんな仕事をしていても、クレームは必ず発生するものです。
今回の件は、施設側としては職員や事業所を守るためにしたことでしょうが、
結果的に、SNSでLINEのやり取りを晒されてしまうことになりました。
そのうち何らかの形で解決することになり、施設側も過去のことになるでしょうが、
当事者はずっと忘れないし、こういうことがあった施設として永遠に残ってしまいます。
そういう時代なのだということを、肝に銘じて施設運営をしていくべきです。

クレーム対応の基本は、
一旦全て受け入れて、謝罪すること。です。
過去に、こんなことがありました。
地域の方から、「送迎車が危険な運転をしている。どういう教育をしているんだ。」という、
クレームが入ったことがありました。以下、会話の内容です。
私「貴重なお時間を割いて、お電話いただきありがとうございます。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
ちなみに、その送迎車はいつ頃お見かけになったでしょうか?」
地「今さっきだ!」
私「場所はどちらだったでしょうか。」
地「○○の▲あたり。」
私「そうですか。看板等は付いていましたか?」
地「ついていた。そちらの事業所の名前が書いてあった。」
私「詳細に教えていただきありがとうございます。それで、大変申し上げにくいのですが、現在送迎に出ている車はありません。
また、当事業所の送迎車に看板はついておりません。仰っていただいた地域に利用児童もおりません。
□□という事業所が当事業所と名前が似ていて、○色の看板を付けているのでが、いかがでしょうか。」
地「そうなんですね…。確かにその色の看板でした。こちらの間違いだったようだ。申し訳ないです。」
私「いえいえ。わざわざお電話いただきありがとうございます。当事業所も気を付けて送迎するよう指導します。」
地「頑張ってくださいね!」

恐らく、地域の方は大層お怒りで電話してきたのだと思います。
うちじゃないです。と即突っぱねたら、間違っていたのが相手だったとしても、
いろはへの印象は最悪になってしまったと思います。
丁寧に対応したことで、口調も柔らかくなっていきました。
相手の立場を考えて、自分がされて嫌な対応は避けるべきです。

*こちらに記載していた部分は、全く関係のない方が自分のことと勘違いされ苦情を訴えられましたので削除しました。


施設側が、腹を決めて対峙したくなることがあるのは理解できます。
しかし、クレーム対応を間違えると、他の利用者に影響が出たり、新規の利用に影響が出たりすることもあります。
クレームが出ることで見えるものもあるので、クレームだ…と嫌がらず、冷静に丁寧に対応するべきだと思います。

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