自立課題#1
自立課題のおはなし。
自立課題は、「何を、どれだけ、どこまで」するのかが、一目見てわかるものをいいます。
ぱっとみてさっと取り組めれば一番いいですが、一般的には次のような手順を踏みます。
1 やり方を教える 2 練習する 3 本番
本人の課題には全く関係ないので、暇つぶしのようなものと考えてもいいでしょう。
いろはでは、自立課題の材料の大半を100均で調達しています。
今日は、買ってよかったものの一つを紹介します。
紐通しの自立課題です。
ビーズをつまむことで指の細かい動きの練習を目的としています。
ビーズの色を揃える子もいれば、バラバラの子もいます。
この点は、自立課題の目的から外れているので、どちらでも可としています。
最初は、指がうまく動かなくてつまめない子もいます。
結果的につまめるようになったり、指が上手に動かせたりするようになればいいので、
どんなやり方であれ用意した分のビーズを紐に通せれば大成功です。
マイナスの気持ちが残ってしまったらやりたくなくなるので、
本人の努力や工夫、出来た感を評価することがとても重要です。
紐通しの課題は、これまでタコ糸や釣り用のテグスを使うことが多かったのですが、
ふにゃふにゃしすぎたり、癖がついてしまったりして使いにくかったです。
そこで見つけたのが、水引雑貨を作るためのもの。
いい具合の太さと丈夫さで、紐通しがやりやすくなりました。
紐通しの課題は、材料が簡単に揃って、作るのも簡単なので、
ご家庭で作りたい場合に、とてもおすすめです。