相談室の閉鎖
手稲区で一番大きい相談室が閉鎖するというお知らせがきました。
あれほどの法人が運営する相談室でも閉鎖してしまうことに、とても驚いています。
いろはでは、利用者全員に相談室の利用を勧めています。
いろはでの支援は、児童福祉法に基づいて18歳までですが、
子ども達の人生はその後の方がずっとずっと長いです。
18歳以前にどんな生活をしてきたかは、とても大事な情報ですが、
保護者がデータの蓄積をこまめに行うのは、かなり難しいことです。
サポートファイルさっぽろの利用も勧めていますが、導入率はかなり低いです。
そういう意味でも、必要な情報を持ち続け支援の要でもある相談室の存在は貴重なのです。
とはいえ、手稲区ではここ2年あまりで、札幌市の指定を受けた相談室が2か所も閉鎖となっています。
今の報酬体系を見ると、慈善事業かボランティアみたいなものなので、
閉鎖も致し方ないのかなと思います。
ちょっと心配な状況の手稲区ですが、新しい相談室も出来ているので、
しばらくは、ドキドキしながら様子を見守るしかないのかなと思っています。
こんな状況ですが、やっぱり相談室の利用は、これからもお勧めしたいと思います。